夏の思い出


まだセミが鳴いてるけど、朝夕の気温は一気にぐっと下がって、寒いと感じるくらいになった。初めて訪れた福岡で感じたのは、京都の夏の暑さの尋常でないこと。沖縄もそうだけど九州も暑いことは暑いけど、じめっとした、もわっとした、この蒸し暑さが無いのが過ごしやすい。


1日だけのサンセットライブだけど、はじめてのことばかりで期待以上に不安が大きく、なかなか潔く出発が決められなかった。真夏の野外ライブも初めてだし、海に行くのも幼少の頃以来、姉妹二人で新幹線に乗るのも初めてなら旅行も初体験。
気合を入れすぎて、私だけ荷物はいっぱいになってしまったけど…お互いにワガママばっかりだけど…こうやって旅するのも、タイムリミットはあとわずか、か。


以下、回想日記。少しずつ書き足す予定


まず、1日目。
7時過ぎに家を出て、新幹線に。西の方へ出かけるのは初めてだ。ドキドキ。電車に揺られながら色々と、観光本を見ながら、あーだ、こーだ、言いたいのに勝手に寝るので、一人で景色を楽しむ。なんか出発の時点からテンションが下がるなー。なかなか時間が経たないので、3時間弱しか乗ってないはずなのに、5時間くらい乗った気分になって博多に到着。とりあえず、宿泊先に荷物を預けて、サンセットライブ会場へ・・・


博多から自動車道を。周りは田んぼだらけ。予想してた街の顔と違うところがありすぎて、不安。しかも雨がパラパラ降ってきて、イライラというよりもどうしようもない焦りが止まらなくなってしまった。。。バスの窓から見える海のキレイさと大きさに期待を膨らませていると、天気は何とか持ちこたえてくれて1時間半ほどで芥屋海水浴場に到着。開場までが長い!!!が、ちょうどANAのリハが♪ちょっと得した♪NOMAさんの後頭部が見えつつ…日焼けを気にしつつ…待つ。待つ。待つ。
一通りぐるーっと会場を散策して、こんな炎天下でお酒を飲むつもりなんてさらさらなかったのに、楽しまないと!オーラの雰囲気で(笑)、さっそくパッソアのカクテルからスタート。ライブが始まる前からその場の雰囲気に気持ちは高揚しつつ気付けば、ANAの時間。会場まだかいなーって思ってたのに、もう!!はやいなー。
ちょうど、うまい具合に最前!しかも大内君前。若干ステージは高い目だったけど前の前まで詰め詰めでもないので、ちょっとしんどいけど平気な感じ。大内くんはステージからも降りてきてくれて、ちょうど私の目の前で演奏してくれたー。もう、わーって。楽しすぎる。短い時間だけど、結構ぎゅっと濃縮されてた。ふふふ♪


若干の腹ごしらえということで、サンセットサンドを食す。辛いの苦手だけど、美味しい。きっと暑いからだろうなあ。二つ折りにされたナン生地にレタス・トマトが挟んであって上から豚肉ミンチ入りのタコスソース。ちょっと舌がぴりりとするけど暑さには最高のパンチ。カクテルとは合わないなーと思って、ビールは飲めないので…缶チューハイも売ってたのでそれをお供に。


お次ぎは、BLACK BOTTOM BRASS BAND。ちゃんと聴くのは初めて。この前ちょっとだけ音源を聴かせてもらったけど…。一番暑い時間帯で、tp.の人の言う通りクラゲにはさされないけども、ちょっと意識が飛びそうになった。だってだって…暑さに弱いんねんもん!もう少し暑くなければ楽しめたはず・・・なのになあ。ちょっと残念。でもでもすごく楽しく「わっしょい!わっしょいっ〜」やってしまった。野外だから?知ってる場所ではないから?何も恥ずかしくなかったぞ!


暑さでバテ気味なので、休憩も挟みつつ…そして、そしてビーチに来たからには泳がずじまいでも、脚を海につけたかったのだ!ちょうどビーチに行くと、らぞくがステージで演奏中で、JAMっぽい曲はベースがしっかりしてて格好良く、歌ありの曲はボーカルの声が甘くて、海で遊びながらも耳を傾け、楽しんでた。なんかいいなーこういうのって。都会のフェスじゃありえない。ありえない。すごい贅沢なことなんだよなー。しかも、隣のステージへの配慮以外では音響制限とか無い訳で、ほんっとに気持ちよい♪ミナミホイールにも出るみたい。


ごみを捨てに行ったら、メインステージからbonobosのTHANK YOU FOR THE MUSICが流れてて、見に行く。キーボードとホーンとが入って、すごい気持ちよかったなあ。でも、1曲だけ退散。


ビーチへ戻って、勝手にしやがれ。迫力に圧巻。あきらかに、ステージ前方で暴れるような女の人が前に居て、怖かった。声が渋かったわ。音響で音割れが多かったのが残念。イカツイ。終わったら4Bの演奏隊を楽しんで、ハナレグミに備えて早めにメインへ移動。The Travellersがちょっとだけ見れて、なかなかいい演奏を披露してた。イカツイのよりこっちの方が私の性には会うなあ。きっと。4Bの人が後ろにいまして、テンション上がってる人が一人居た(笑)。


終わったら頑張って前に行って、ハナレグミは2列目で堪能。永積くんのちょうど真ん前。NO 眼鏡の彼は、まさに「そこらへんのお兄ちゃん」だった。びっくり。思わず笑う。セッティングの最後のほうからステージで何か喋ったりしてて、もうドキドキ。だって、ハナレグミのために福岡まで来たと言っても過言ではないっしょ。とっても幸せ。空も始まる頃には日が傾き、ライブ中に夕暮れを向かえ、夜にふけていく。空は澄み切っていて、朝まで雨が降っていたのが嘘のよう。永積くんはサンセットに出るのは初めてらしく楽しんでました。

続く…はず。